ここでは実際に映画「アンストッパブル」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
アンストッパブルの評価・・・4つ星
原 題: UNSTOPPABLE
製作年: 2010年
製作国: アメリカ
出演者: デンゼル・ワシントン ロザリオ・ドーソン クリス・パイン
: イーサン・サプリー ケヴィン・ダン ケヴィン・コリガン
: ケヴィン・チャップマン リュー・テンプル T・J・ミラー ジェシー・シュラム
監 督: トニー・スコット
製 作: ジュリー・ヨーン トニー・スコット ミミ・ロジャース
: エリック・マクレオド アレックス・ヤング
脚 本: マーク・ボンバック
「サブウェイ123 激突」のトニー・スコット監督&デンゼル・ワシントン主演コンビが、危険物を積んだまま暴走を始めた無人貨物列車を停止させるべく命がけで奮闘する主人公たちの姿を大迫力の映像で描くアクション。ある日、些細な人為的ミスから大量の危険物を積んだ貨物列車777号が無人で暴走を始める。鉄道会社や警察が様々な手段を講じるものの、鉄の塊と化した777号は止まるどころか勢いを増すばかり。そして、その行く手には転覆必至の急カーブと人口密集地が。もはや最後の希望は同じ路線を走る旧式機関車1206号のみ。この日、新米ウィルと初めてコンビを組んだベテラン機関士フランクは、1206号を777号の最後尾に連結させるという無謀とも思える危険な作戦に出るのだが…。 (TUTAYA Onlineより引用)
感想/レビュー
みたいとは思っていたのですがなかなか重い腰が上がらなかったんですが、TVでやることになったのでこの機会に見てみました。
率直な感想は思っていたよりも楽しめたと言った感じです。
退屈な展開になると思っていたのですが、どうしてどうしてなかなか見ごたえがあるじゃないですか。
いい意味で期待を裏切ってくれましたね。
出演者にはフライトや2ガンズなどに出演しているデンゼル・ワシントン、トランスやシン・シティなどに出演しているロザリオ・ドーソン、スタートレックシリーズやエージェント・ライアンなどに出演しているクリス・パイン、ウルフ・オブ・ウォールストリートなどに出演しているイーサン・サプリー、トランスフォーマーシリーズなどに出演しているケヴィン・ダン、ディパーテッドなどに出演しているケヴィン・コリガン、ミスティック・リバーなどに出演しているケヴィン・チャップマン、欲望のバージニアなどに出演しているリュー・テンプル、トランスフォーマー/ロストエイジなどに出演しているT・J・ミラー、ドラマのワンス・アポン・ア・タイムなどに出演しているジェシー・シュラムらが起用されていました。
主演も豪華ですがわきを固める俳優陣も豪華ですね。
実際にあった話を映画にしているので、それだけ力が入っていたのでしょうか。
ちなみに実際の映像はこんな感じです。
アンストッパブルの元になった実際の映像「CSX8888号暴走事故」
アンストッパブル予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
内容は実際に起こったCSX8888号暴走事故を題材にしたものになります。
ペンシルベニア州にある操車場でデューイ(イーサン・サプリー)とギリース(T・J・ミラー)が最新鋭のディーゼル機関車「777号(トリプルセブン)」の搬入を行っていた。
デューイは少しの距離を動かすだけだったため、無人の際に自動で止まるようになっていたエアブレーキをつなげないまま発進させる。
だがこれが大事件へと発展してしまう。
デューイは車線が変更されていなかったため、自ら車両を降りて車線を変更した。
この時デューイは単独ブレーキをかけていたため降りてもすぐに乗れると考えていた。
だがギアをフルスロットルに入れた777号は自動で単独ブレーキを解除し運転手不在のまま線路を走って行ってしまう。
777号は39両編成・全長800mの貨物列車で機関車の中でも最大級のものだった。
そのころウィル・コルソン(クリス・パイン)は機関車1206号の新しい車掌としてフランク(デンゼル・ワシントン)のもとを訪れていた。
ウィルはフランクと共に1206号に乗ることになるのだが、作業中に電話するなどあまりまじめな勤務態度ではなかった。
この時ウィルは妻のダーシー(ジェシー・シュラム)と些細なことから喧嘩になっており、接近禁止令を出されていたのである。
フランクと共に仕事に向かう日はちょうど裁判により禁止令が解けるかどうかの日だった。
ウィルとフランクは一緒の列車に乗って入るものの、お互いどこか相手を敵視しているようだった。
一方、777号を暴走させたデューイたちは操車場長を務めるコニー・フーパー(ロザリオ・ドーソン)に事態の報告をしていた。
コニーは二人に777号は単独ブレーキをかけた状態だったため遅いスピードで走っていると報告した。
それを聞いたコニーはデューイたちに777号の後を追うように指示し、溶接工主任のネッド(リュー・テンプル)に車線切り替えポイントで777号を側線に移すように指示する。
ネッドが切り替えポイントについても777号はなかなか姿を現さない。
それどころか後を追っていたデューイたちが到着してしまう。
事態を悟ったネッドはすぐにコニーに連絡した。
この時ようやく777号は遅いスピードではなく力行していることが判明するのである。
コニーはすぐに同じ車線を走っている機関車に側線に入って安全を確保するように指示する。
その日はちょうど鉄道安全教室のため同じ車線から子供たちが見学に来ることになっていた。
子供たちを乗せた列車は間一髪のところで777号を回避することができた。
だが以前として危険な状態であることは変わりなかった。
そのころ、フランクたちを乗せた1206号はスタントン市に到着していた。
スタントン市から貨車を運ぶためである。
ウィルは貨車をつなげるとすぐにスタントン市を出発した。
少し走ったところでフランクがウィルのミスに気が付く。
20両つなぐところを誤って24両つないでしまったのである。
このことが判明した直後、操車場から避難するように連絡が入る。
次の側線に入るように指示されたがウィルのミスで車両が側線に入りきらないと判断したフランクは次の修繕線まで行くことに。
そのころ、777号を管理する会社では暴走を止める作戦が着々と進められていた。
会社がとった作戦は777号の前に列車を置き、減速させてヘリコプターから人員を送り込むというものだった。
だが超重量級の777号は思い通りに減速せず、ヘリコプターから送った人員も上手く乗り込むことができなかった。
そのためそのまま777号を減速させて、側線に入り込ませる作戦に出たのである。
だが十分な減速ができなったため前を走っていた列車は脱線して炎上。
運転手は死亡してしまう。
続いて狙撃種を配置し、燃料停止ボタンを押す作戦を決行するがこれも失敗に終わる。
列車はフランクたちのすぐ近くまで迫っていた。
フランクたちが側線を修繕線を確認した時にはもう777号は目と鼻の先にいた。
なんとか先に修繕線に侵入できた1206号だったが最後尾の貨車は777号によって破壊されてしまう。
またフランクはこの時777号の最後尾の連結があいていることを確認していた。
そこでフランクがとった行動は驚くべきものだった。
なんと777号をおい、自分たちの1206号を連結させて後ろから引っ張るという無謀なことをしようとしていたのである。
自殺行為だといいウィルはフランクを止めようとするが、フランクはもし止まらなかったらスタントン市で最悪の事態が起こると言い、家族のことが頭をよぎったウィルもフランクと共に1206号にのり777号を追うことに。
会社は777号をポータブル脱線機を使って脱線させるため、すぐに1206号に追跡をやめるように指示するが、フランクは聞く耳持たなかった。
フランクは長年の経験により777号がその程度で脱線しないことを知っていたのである。
案の定、脱線作戦は失敗に終わる。
このままいくとスタントン市にある大きなカーブで脱線することは確実だった。
777号を見つけたフランクたちはすぐに列車を連結させようと試みる。
だがロックがはずれず、ウィルが手動でロックを下ろすことに。
コレがなかなかうまくいかず手間取るウィル。
なんとかロックを外したはいいものの、足を挟まれウィルは列車から落ちそうになる。
足に大けがを負ったウィルだったが、なんとか機関室に戻ることができた。
連結が完了し、すぐにフランクはブレーキをかけて速度を落とそうとするがなかなかうまくいかなかった。
カーブは目前まで迫っていた。
このままでは十分な原則ができないと判断したウィルはフランクに各車両にある手動ブレーキをかけることを提案する。
足にけがをしているウィルに代わって今度はフランクが行くことに。
うまく手動ブレーキをかけることに成功はしたものの、思うように速度は落ちない。
更に1206号のブレーキは限界を迎え、オーバーヒートしてしまう。
絶体絶命の中とうとうカーブまでやってきてしまう。
フランクは外で列車を見ながらウィルにブレーキのタイミングを指示。
車体の半分は浮きながらも、懸命なブレーキ操作によりなんとか脱線することなくカーブを曲がりきることに成功。
ここで自らの車で777号を追っていたネッドが列車に追い付いてくる。
ネッドは機関室にいるウィルを荷台に移すと、ウィルを乗せたまま先頭車両へと向かった。
そしてウィルは荷台から先頭車両へと飛び移った。
こうしてようやく暴走列車は停止したのである。
列車を止めたウィルとフランクはヒーローとなり、ウィルは妻のダーシーとの関係も良好になったのである。
・・・という感じです。
本当はもっといろんな会話などがあるんですが、それは映画を見てのお楽しみということで勘弁してください。
実際そこがおもしろかったりしますので。
時間も短いですし、かなり見やすい作品だと思いますよ。
以上がアンストッパブルの感想とレビューでした。
アンストッパブルの元になった実際の映像「CSX8888号暴走事故」