ここでは実際に映画「トカレフ」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
トカレフの評価・・・3つ星
原 題: TOKAREV/RAGE
製作年: 2014年
製作国: アメリカ
出演者: ニコラス・ケイジ レイチェル・ニコルズ マックス・ライアン マイケル・マグレイディ
: ピーター・ストーメア パシャ・D・リチニコフ オーブリー・ピープルズ
: パトリス・コル ウェストン・ケイジ マックス・ファウラー ダニー・グローヴァー
監 督: パコ・カベサス
製 作: リシャール・リオンダ・デル・カストロ マイケル・メンデルソーン
脚 本: ショーン・ケラー ジェイムス・アグニュー
ニコラス・ケイジが愛娘を殺され復讐の鬼と化す元ギャングの男を演じるクライム・アクション。共演はダニー・グローヴァー、レイチェル・ニコルズ、ピーター・ストーメア。監督はスペイン出身でこれがハリウッド・デビューとなるパコ・カベサス。裏社会から足を洗い、妻と娘と幸せな生活を送るポール。そんなある日、最愛の娘が何者かにさらわれ、ほどなく死体となって発見される。凶器がトカレフと分かり、ロシアン・マフィアの犯行を確信するポール。昔のギャング仲間の力を借り、なりふり構わぬ犯人探しを開始するポールだったが…。 (TUTAYA Onlineより引用)
感想/レビュー
予告を見て気になったので見てみました。
率直な感想は期待とは違ったなぁ・・・という感じです。
もう少し爽快な復讐劇を期待していたのですが、かなりドロドロな感じになってしまいましたね。
この手の映画は見るのに疲れます。
結末もえ~~~っていう感じですし。
3つ星にしていますけど2.5つ星ぐらいの評価ですね。
出演者にはゴーストライダーシリーズなどに出演しているニコラス・ケイジ、スター・トレックやG.I.ジョーなどに出演しているレイチェル・ニコルズ、リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦いなどに出演しているマックス・ライアン、ヘンゼル&グレーテルやラストスタンドなどに出演しているピーター・ストーメア、シャークネードに出演しているオーブリー・ピープルズ、リーサル・ウェポンなどに出演しているダニー・グローヴァーなどが起用されていました。
レイチェル・ニコルズはチョイ役で出ているのなら見たことありましたが、こんなにしっかりと出ているのは今作が初めてでしたね。
トカレフ予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
内容は娘を殺された元ギャングが復讐するというもの。
ポール(ニコラス・ケイジ)は以前ギャングとして人殺しなどをしていたが、15年前に足を洗い今では妻のヴァネッサ(レイチェル・ニコルズ)と娘のケイトリン(オーブリー・ピープルズ)と共に幸せに暮らしていた。
だがある夜事件は起こってしまう。
ポールはヴァネッサと共に仕事の関係で接待をしていた。
そこへ警察がやってきて最悪の報告を聞かされることとなる。
その日はケイトリンが友達のマイケルたちを呼んで家で楽しく遊んでいた。
だがそこへマスクをかぶったギャングが押し寄せ、ケイトリンを連れ去っていったのだ。
これはマイケルたちの証言で明らかとなったことだった。
ポールはケイトリンが連れ去られた原因が過去の自分のせいかもしれないと警察に言われる。
ポールはかつてのギャング仲間のケイン(マックス・ライアン)とダニー(マイケル・マグレイディ)と協力して犯人を探すことに。
ポールたちは地元のチンピラなどを脅し、情報を集めようとするが何の手がかりもえられなかった。
そして数日後、ケイトリンが遺体となって発見されてしまう。
更にケイトリンを殺したのはトカレフTT-33という銃だということもわかった。
トカレフTT-33は軍などで使われる銃で、ロシアンマフィアがよく使用する銃だった。
かつてポールたちはロシア人を殺したことがあった。
証拠は全て隠滅したが、今になってその情報が漏れた可能性があるかも知れず、それによりポールは報復されたのだと考えた。
ロシアンマフィアはチェルノフ(パシャ・D・リチニコフ)という男がボスで、ポールたちが殺したのはチェルノフの兄だった。
娘を殺されたポールはロシアンマフィアに復讐を誓う。
犯人を見つけるためにポールたちはチェルノフの部下を次々と殺して回った。
だが一向に犯人を捕らえることはできず、情報すら何も出てこなかった。
部下を殺されたチェルノフも黙っているわけがなく、ポールたちと戦争状態になった。
最初に狙われたのはケインだった。
ロシアンマフィアがケインの店に押し寄せてきたのである。
抵抗するケインだったが、多勢に無勢で奴らにつかまってしまう。
ケインは捕まる前にポールに連絡していたが、ポールが到着する前にケインは連れ去られてしまう。
またポールはダニーに何度も電話をかけるが、ダニーが出ることはなかった。
チェルノフの元に連れて行かれたケインはサンドバック状態にされ拷問された。
ケインはチェルノフになぜケイトリンを殺したのかを問いただしたが、チェルノフには心当たりがなかった。
チェルノフはなぜ自分たちがケイトリンを殺したと思うのかケインに聞くと、ケインはかつてロシアンマフィアを殺したのは自分たちだとしゃべってしまう。
初めてそのことを知ったチェルノフはケインを死ぬまで拷問した。
そのころ、ポールは電話に出ないダニーの元へとむかった。
ポールはダニーが電話に出なかったことでダニーが自分たちを売ったのではないかと疑っていた。
ダニーを問い詰めるポールだが、ダニーは売ってないと言い続ける。
あまりにしつこいポールに、ダニーはついつい手を出してしまう。
これによりダニーが自分たちを売ったと確信したポールは、自らの手でダニーを殺してしまう。
だが本当にダニーが自分たちを売ったのか??
ポールの中で一つの疑問が生じていた。
ポールは19年前ロシアンマフィアを殺した時のことを思い出していた。
あの時殺しの時に使ったトカレフTT-33は布にくるんで自らが保管していた。
どれだけ情報を集めても何もわからない。
ロシア人を殺しても何の手がかりもえられない。
ポールはここである結論にたどり着く。
ポールは急いで自宅へと戻り、自らが保管しているトカレフTT-33を見た。
それを見たポールは驚愕することとなる。
明らかに使用された形跡があったからだ(布にくるんでいた銃が別の銃に代わっていた)。
全てを悟ったポール。
娘を殺したのはロシアンマフィアなどではなかった。
ポールはあの日遊びに来ていたマイケルを呼び出した。
マイケルはすぐに白状した。
あの日酒を飲んでいい気分になっていたマイケルたち。
調子に乗ってケイトリンにポールが悪かったころのものを見せてと言いだす。
するとケイトリンはトカレフTT-33などをマイケルたちに見せてしまう。
少し遊ぶだけのつもりだった。
だがここで悲劇は起こってしまう。
マイケルが握っていたトカレフTT-33によりケイトリンの命が奪われたのである。
事件の発覚を恐れたマイケルたちは、あたかもギャングたちが押し寄せてきたカのように偽装工作したのである。
そしてケイトリンの死体を川に投げ捨てたのである。
全てを白状したマイケルをポールは撃たなかった。
家に帰ったポールはヴァネッサに電話し全て終わったと報告した。
だがこの時にはすでに家の下までロシアンマフィアが押し寄せていた。
自らが始めてしまった戦争、ポールは覚悟はできていた。
ヴァネッサが家に戻ると警察がすでにやってきており、ポールの死体が運び出されていくところだった。
・・・という感じです。
最終的に復讐劇はただの勘違いで幕を閉じてしまいましたね。
何とも言えないラストでした。
主演が死ぬ映画は久しぶりに見ましたね。
特に時間が余っていない限り見るのはあまりお勧めしませんが、ニコラス・ケイジがどうしても好きな方はご覧になってください。
以上がトカレフの感想とレビューでした。