海外ドラマ「GRIMM/グリム」第十話『ORGAN GRINDER/臓器ビジネス』を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
Season1 登場人物/キャスト
ニック・ブルクハルト → デヴィッド・ジュントーリ
ハンク・グリフィン → ラッセル・ホーンズビー
モンロー → サイラス・ウィアー・ミッチェル
ジュリエット・シルバートン → ビッツィー・トゥロック
ショーン・レナード警部 → サッシャ・ロイズ
アダリンド・シェイド → クレア・コフィー
マリー・ケスラー → ケイト・バートン
ウー巡査部長 → レジー・リー
10代の少年が滝から落下した溺死体で発見される。首には何かを刺したような穴が二つ並んで空いていた。検視の結果、溺死だと確定したが、大量に血が抜かれていたことが判明。首の穴は血液を抜くために使った静脈注射の痕ではないかと推測された。(公式サイトより引用)
冒頭のテロップ:
We shall see the crumbs of bread... and they will show us our way home again.
『パンくずをたどればうちに帰り着けるはずだ』
モチーフとなっているのは『ヘンゼルとグレーテル』
GRIMM/グリム Season1動画(これからみようと思っている方に)
以下からはSeason1の第十話『ORGAN GRINDER/臓器ビジネス』のネタばれになりますので注意してください。
ある青年が溺死した状態で発見される。
司法解剖の結果、青年の体からはおよそ3分の2の血液が失われていたことが判明する。
首には明らかに不自然な2つの傷が付いていた。
また青年はポケットの中にネックレスを持っていたため、ニックとハンクはそれを手がかりに情報を集めることに。
まず2人は青年が契約していた貸倉庫を調べることに。
中身を回収したニックたちはそこで偶然、彼が持っていたネックレスと同じようなものを持っている少女に出会う。
少女に話を聞くと、そのネックレスはグレイシーというストリートチルドレンが売っていると教えてくれる。
2人はすぐにグレイシーを探した。
グレイシーはすぐに見つかり、ニックとハンクは話を聞くことができた。
グレイシーによると、どうも青年は怪しげな仕事があると言って出てったきり戻ってきていないようだ。
またグレイシーにはハンソンという兄もおり、2人は協力し合って路上で生活していた。
帰り際、ニックは妻へのプレゼントと言い、ネックレスを1つ買って帰った。
またニックたちはストリートチルドレンが利用するという無料のクリニックにも足を運んだ。
青年の記録を見るためであったが、手掛かりになるような情報は得られなかった。
捜査が行き詰っていたころ、思いがけない事件が発生する。
それはなんと人間の臓器を運んだ車が事故を起こしたというものだった。
周囲には人間の臓器と大量の血液がぶちまかれ、ドライバーは瀕死の状態だった。
しかしそのドライバーが死ぬ直前、ニックは彼が何かのヴェッセンであることに気が付く。
更に、現場に残されていた血液は最初に見つかった青年のDNAと一致することも判明した。
ニックはモンローに助言を求めた。
モンローの話では臓器がらみのことは大抵ガイアーというハゲタカ型のヴェッセンがからんでいるのだとか。
東洋医学で使う漢方薬のようなもので魔物にとって人間の一部は治療薬や媚薬として効果抜群だという。
ニックはモンローに頼んで、そういったものが手に入る場所を聞き、商品を一つ買ってくるように頼んだ。
モンローが店に入るとそこにはフクスバウというキツネ型のヴェッセンがいて、IDの提示を求められた。
IDというのはどういったヴェッセンなのか教えろという意味である。
モンローはブルッドバットに変身し、商品を買い付けることに成功する。
その商品をニックに渡し、ニックは科学捜査犯に分析を依頼した。
結果を待つ中、ニックはジュリエットと共に再びハンソンとグレイシーの兄妹の元を訪れていた。
ニックたちは2人を食事に誘い、いろいろな話を聞き出した。
2人の話では白いバンが迎えに来て、ストリートチルドレンを連れていくのだとか。
ニックは2人にバンには近寄らないように忠告する。
その後、科学捜査犯の鑑定結果が出ていた。
中身はなんと人間の肝臓を乾燥させたものだった。
ニックはすぐにあの店へと向かい店主を問い詰めた。
すると店主は仕入れる材料はガイアーにショートメッセージで注文していたと話し、その連絡先をニックに教えた。
その連絡先から場所を特定し、ニックはレナード警部達と共にその場所へ向かった。
するとそこには1台のトレーラーが。
中に入ろうとすると、いきなり中から男が発砲してきた。
レナード警部は何のためらいもなくその男を射殺した。
トレーラーの中を調べるとそこには大量の人間の臓器があった。
それは明らかに異常な光景だった。
また、この時殺した男の元へ電話が入ってくる。
ニックがその番号にリダイアルするとつながった先はなんと無料でストリートチルドレンの診療を行っていたクリニックだった。
ニックたちはすぐにそのクリニックへ向かった。
そこの従業員はそのほとんどがガイアーだったのだ。
しかしそこで手術は行われていないようだった。
ニックたちは手術が行われている場所を聞き出すとすぐに向かった。
一方、食事をごちそうしたハンソンとグレイシーの兄弟はガイアーの手により連れ去られてしまっていた。
ハンソンは連れ去られる際にネックレスを1つずつ地面に落とすことで、自分たちの居場所をニックたちに知らせた。
現場に到着したニックたちはその目印を見つけギリギリのところで兄弟を救い出すことに成功する。
臓器売買の首謀者はクリニックの女医であり、彼女もまたガイアーだった。
ニックと激しい戦いの末、自らが人間を処分するために用意していた焼き窯の中へと落ちてしまう。
こうして一連の臓器ビジネスの事件は幕を閉じたのであった。
そのころ、レナード警部が署に戻ると、机の上に1つの小包が置いてあった。
中を調べると、以前自分がきった死神の耳が入っていた。
またそこへすぐに電話がかかってくる。
それはグリムにより秩序が乱されているというものだった。
果たしてレナード警部は何者なのか?
次回に続く。
以上がSeason1の第十話『ORGAN GRINDER/臓器ビジネス』のあらすじと感想のレビューでした。