ここでは実際に映画「猿の惑星:聖戦記」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
猿の惑星:聖戦記の評価・・・3つ星
原 題: War for the Planet of the Apes
製作年: 2017年
製作国: アメリカ
出演者: アンディ・サーキス ウディ・ハレルソン スティーブ・ザーン アミア・ミラー
: カリン・コノヴァル ジュディ・グリア テリー・ノタリー ガブリエル・チャバリア
: タイ・オルソン マイケル・アダムスウェイト
監 督: マット・リーヴス
製 作: ピーター・チャーニン ディラン・クラーク リック・ジャッファ アマンダ・シルヴァー
脚 本: マーク・ボンバック マット・リーヴス
仲間を率いて人類に反旗を翻した猿の英雄シーザーの葛藤と壮絶な戦いの行方を描いたアンディ・サーキス主演のリブート版「猿の惑星」シリーズの最終章となるアクション・アドベンチャー。共演はウディ・ハレルソン。監督は引き続きマット・リーヴス。平和を望み共存の道を探ってきたシーザーの願いもむなしく、猿と人類が全面戦争に突入してから2年。猿の群れを率いるシーザーは、冷酷非情な大佐の奇襲によって愛する妻子を殺されてしまう。大佐への憎しみに駆られ、わずかな仲間と共に復讐の旅へと出たシーザー。その道中で口のきけない人間の少女と出会い、エバと名付けて一緒に旅を続けることに。やがて大佐のアジトである巨大な要塞に辿り着いたシーザーたちだったが…。(TUTAYA Onlineより引用)
感想/レビュー
新しくなった猿の惑星シリーズの第3作目になります。
率直な感想はなんだかいまいちでしたね。
猿と人間の争い以外にもちょっとした要素が入っていたのですが、これって必要?って言う感じでした。
まあそれが引き金になっていろんな対立があったのですが、なんかちょっと違うんですよね~。
聖戦って言うのは人間と猿の争いだと思っていたんですけどちょっと意味合いが違いましたし。
シリーズの完結編にしては物足りない感じでしたね。
出演者にはグランド・イリュージョンなどに出演しているウディ・ハレルソン、ライト・オフなどに出演しているアミア・ミラーなどが人間として出演していました。
アミア・ミラーはこれから見る機会が増えそうないい女優さんですね。
猿の惑星:聖戦記予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
コバの反乱によって人間と猿の戦争が始まってから2年、争いは激化する一方でシーザーはその姿を消していた。
次第に大きくなっていく猿の勢力を恐れた人民たちはついに米軍を出動させ、基地だといわれている場所を襲撃した。
火力で勝る人間が猿は大量の戦力を投入し軍を退けた。
この際数人の人間と、コバの味方をしており人間に協力しているレッドを捕虜として捕らえた。
そこへついにシーザーが姿を現す。
シーザーは和平のしるしだといい兵士を解放すると軍の指揮をとっている大佐(ウディ・ハレルソン)に戦争は望まないと伝えろと伝言を残した。
その後村にシーザーの息子であるブルーアイズとロケットが帰還する。
2匹はシーザーの命令で人間に見つからず静かに暮らせる場所を探していたのである。
ブルーアイズは砂漠を超えた先に静かに住める場所があると報告しシーザーたちは歓喜の声をあげる。
ゴリラのウィンターはすぐに移動を開始するべきだと主張するが、シーザーは安全に移動できる道を探す必要があるといいすぐの出発は却下した。
ウィンターは夜にも大佐が軍を引き連れて戻ってくるとひどくおびえていた。
シーザーは捕虜を解放したことによって争いは起こらないと諭した。
だが夜になると軍の兵士が襲撃にやってきたのである。
それに気がついたシーザーはすぐに見張りを集めさせて迎え撃つ。
シーザーは倒した兵の無線を聞いて大佐がやってきていることを知るのだが、大佐は標的は始末したと報告してくる。
嫌な予感がしたシーザーがブルーアイズと妻の元に戻ると2匹は殺されていた。
怒り狂ったシーザーは大佐に襲い掛かるが逃げられてしまう。
幸運にもブルーアイズの弟であるコーネリアスだけは生き延びていた。
また猿の中にウィンターの姿がなく、彼が裏切って敵に情報を与えたのだと思われた。
翌日、シーザーは皆にすぐに見つけた集落へ避難するように指示したが、自分は2匹の仇を討つといって大佐を殺しに向かってしまう。
シーザーを心配したロケットとオランウータンのモーリス、ゴリラのルカはシーザーについて行くことに。
道中、シーザーたちは誰もいなくなった村に到着したのだが、そこに一人の脱走兵がいた。
脱走兵は降伏すると見せかけて銃に手をかけたためシーザーはやむなく射殺。
村を調べるとある家で大きな音が聞こえてくる。
家の中を捜索すると病気になり言葉がしゃべれない子供(アミア・ミラー)が見つかる。
シーザーは子供を置いていこうとするがモーリスは置いていけないといい、少女もモーリスにだけはなついたため一緒に連れて行くことに。
しばらく進むと軍の野営地が見つかり、多くのゴリラたちが人間に協力していた。
その中にはウィンターの姿もあった。
シーザーたちは人間に見つからないように野営地に潜入しウィンターに接触。
ウィンターは自分が情報を売ったことを白状し、物音をたてて人間に異常を知らせようとしたがシーザーが首を絞めてそれを阻止した。
なんとか人間には見つからなかったもののエイプはエイプを殺さないと言っていたシーザーはウィンターを殺してしまう。
野営地から北の境界に向かった人間たちを追うことで大佐にたどり着くと考えたシーザーはすぐに後を追った。
だが途中で人間が人間を殺している場面に遭遇し不可解に感じる。
シーザーが撃たれた人間を確かめると一人だけまだ息があった。
だがその男は拾った少女のようにしゃべれなくなっていたのである。
またこの時からシーザーたちは人間たちを見失ってしまい高い塔に登って周囲を探索していた。
するとコートを着た盗人がやってきて銃と馬を盗まれてしまう。
シーザーたちはすぐに後を追い廃墟に追い詰めたのだが、犯人は人間ではなく猿だった。
しかもその猿は人語を話し自分のことをバッドエイプだと語った。
バッドエイプはシーザーたちとは別の動物園で飼育されていた猿であり、病気が蔓延したことで猿は知能が向上し人間たちは死んでいったのだという。
知能が上がったサルは殺されてしまったのだが自分だけは逃げ伸びて今まで生きてきたのだという。
バッドエイプは少女にノヴァと書いてある置物を渡し友好関係を築こうとうする。
彼が持っていた食料の中には境界とかいてあるものがあり、バッドエイプはその場所を知っていると話す。
シーザーは彼に道案内をさせて境界まで向かった。
するとそこで見た光景は仲間たちが大佐につかまっていた様子だった。
ルカと一緒に偵察を行っていたシーザーだったが人間に見つかってしまいルカは殺されてしまう。
シーザーはこれ以上仲間が殺されないようにモーリスたちには安全な場所に避難するように指示し、単身乗り込もうとするがレッドに見つかってしまい結局つかまってしまった。
捕まった猿たちは労働力として強制的に働かされており、境界で大きな壁を作っていた。
食糧も水も与えられないことを知ったシーザーは仲間が鞭で打たれているところを止めたが、今度は自分がむちうちの刑に合ってしまう。
更に夜は磔にされ、その後大佐の元へ連れて行かれる。
シーザーはウィンターから大佐は北の境界で部隊と合流して攻めてくるつもりだと聞かされていたが、壁を作っていたことからその情報は間違いだったことに気が付く。
北から来る軍は大佐とは敵対しており、それを退けるために壁を築いていたのである。
元は同じ軍だったのだが対立した理由は病気が蔓延したことにあったと大佐は語る。
猿の知能を向上させていたウィルスは突然変異し人間にうつるようになり、人間にうつると人間性は失われて言葉がしゃべれなくなるのだという。
それは拾った少女と同じ症状だった。
更に大佐は病気にかかった人間をワクチンで治す派閥と意見が対立し、彼らは過去から何も学んでいないと続けた。
病気にかかった人間はすべて殺すという意見の大佐は道中で見た死体のように仲間でも問答無用で殺していたのである。
シーザーは大佐のことを非情だと口にするが、かつて最初にその病気にかかったのは大佐の息子であり、大佐は人間性を失った息子を自らの手で殺したのだと語る。
その話に涙するシーザーは壁を作るには水と食料が必要だと迫る。
大佐は壁が完成すれば水と食料を分け与えるといい交渉は決裂したかに思えたが、翌日大佐は水と食料を猿たちに与えたのである。
一方、外にいるロケットとモーリスはなんとかしてシーザーを助けなければならないと考える。
だがいい手段が見つからずあれこれ考えているうちに少女が基地に入って行ってしまった。
少女はだれにも見つかることなくシーザーのもとにたどり着き彼に水と食料を与えた。
だがここで兵がやってきてしまい、少女が見つからないようにロケットは自ら人間たちの前に姿を現し注意をひきつけた。
その間にモーリスとバッドエイプが少女を救出し、更に基地の中に続く地下道を発見する。
モーリスたちは地下道を使って基地の真下まで行きそこから穴を掘って仲間たちを脱出させる計画を思いつく。
一方、大佐はシーザーの様子を見に訪れ、なぜか彼の檻に人形があることに気が付き手に取るのだった。
モーリスたちは基地の真下から穴を掘りおりの位置を確認すると今度は檻の中にでる穴を掘り始める。
しかし途中で穴の中が浸水してきてしまい子供の檻に続く穴を掘ることができなくなった。
シーザーは子供たちは地上から脱出させるといい、ついに猿たちの脱獄計画が実行された。
まず猿たちは見回りに出ていた兵士に糞を投げつけ挑発しおびきだして気絶させ足かせの鍵をゲットした。
シーザーとロケット以外は地下道から脱出し、2匹は子供たちの檻を開けると人間に見つからないように脱出することに成功する。
ロケットはこのまま逃げようというが、シーザーは仇を討つといい一人で大佐の元へ向かってしまった。
またこの時北からは大佐と敵対する軍がやってきていた。
部下の呼びかけに応答しない大佐に違和感を持ったシーザーが大佐の部屋に行くと、なんと大佐は例の病気にかかっていた。
大佐は少女が持っていた人形を手元に置いたことによりウィルスがうつってしまったのである。
シーザーは銃を手に取り大佐を殺そうとするが、死を受け入れた大佐の前に殺すことができなかった。
だが大佐は自分が病気にかかっていることを自覚しており自ら銃の引き金を引くのだった。
シーザーは手りゅう弾を拝借して部屋から脱出。
外では人間同士の争いが激化していた。
ロケットたちの誘導で逃げる猿たちだったが途中で軍の攻撃にさらされてしまう。
シーザーは手りゅう弾を使って燃料のはいったタンクを爆発させようとするが、ここで人間が立ちはだかりボウガンで撃たれてしまう。
その様子をたまたまレッドが見ており、シーザーの言葉に心を動かされていたレッドはシーザーを助けるとその場で人間に射殺された。
シーザーは手りゅう弾でタンクを爆発させて壁を破壊することに成功する。
大爆発の末、勝利を確信した北の軍がなだれ込んでくる。
シーザーは姿を見られないように隠れていたのだがある光景に目を奪われ人間に見つかってしまった。
人間はシーザーを撃とうとするが、目の前では大規模な雪崩が発生していたのである。
シーザーは負傷した体に鞭をうって急いで避難し、なんとか中たちも木の上に避難することで難を逃れた。
だが人間たちはみな雪崩にのまれてしまっていた。
その後シーザーは仲間を連れて新たに発見した住処に到着する。
しかし負傷したシーザーはすでに手の施しようがなくなっており、モーリスに後を託すと静かに息を引き取るのだった。
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猿インフルが進化して猿の知能が強化されて、それがさらに突然変異を起こして人間を獣のような感じにしちゃったんですね。
大佐が病気にかかってしまったところはなんだか複雑な感じがしました。
って言うかシーザー死んじゃいましたね。
猿たちは新天地を見つけたことでめでたしめでたしだと思うんですけど、どうやったら過去作の猿の惑星につながるんでしょうかね?
って言うかコーネリアスって結構下っ端の学者のような感じじゃなかったっけ?
あれとは別物なのか?
昔の作品なのでちゃんと見たことがないですしあんまり覚えてないんですよね。
結局シリーズ物としては微妙な感じでしたし、疑問を解決できるほどのものでもなかったですね。
まあ好きな方にはいい内容になっているのかな?
以上が猿の惑星:聖戦記の感想とレビューでした。