海外ドラマ「Game of Thrones/ゲーム・オブ・スローンズ 第七章 氷と炎の歌」第七話『The Dragon and the Wolf/竜と狼』を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
第七章 氷と炎の歌 相関図(クリックで拡大)(スターチャンネル公式サイトより引用)
ジョンたちは捕られた死者を連れてキングズランディングに到着する。初めて目の前で死者を見たサーセイ、ジェイミー、ユーロンは恐れおののき、すぐそこに迫る大戦の重大さを目の当たりにする。ウィンターフェルでは、アリアの反乱を未然に防ごうとするリトルフィンガーの差し金で、サンサは妹を糾弾すべく大広間に召喚するが…。一方、“知識の城(シタデル)”を出たサムはウィンターフェルに到着し、ブランにジョンの出生に関わる重大な真実を伝える。(ワーナー公式サイトより引用)
Game of Thrones/ゲーム・オブ・スローンズ 第七章 氷と炎の歌 動画(これからみようと思っている方に)
以下からは第七章 氷と炎の歌の第七話『The Dragon and the Wolf/竜と狼』のネタばれになりますので注意してください。
キングスランディングの周辺をアンサーリードとドスラク人が包囲していていた。
城からそれを眺めるブロンは戦争のための準備を急がせ、ジェイミーに奴らは何のために戦っているのかと疑問を呈する。
そこへ船に乗ったジョンたちもキングスランディングに到着する。
ジョンはティリオンからキングスランディングには100万人の人間が住んでいると聞かされその多さに驚く。
キングスランディングでの道案内はブロンが引き受けており、そばにはサンサによって使わされたブライエニーとポドリックの姿もあった。
死者をつれたハウンドはブライエニーと再会しアリアは生きてウィンターフェルにいると聞かされ心なしかうれしそうにした。
ティリオンはポドリックやブロンとの再会を喜び、ドラゴンピットへと案内される。
そこはかつてドラゴンをつないでおくための場所として利用されていたが、同時にターガリエンが衰退していく理由となった場所でもあった。
ジョンらが到着してしばらくするとサーセイ、ジェイミー、クァイバーン、マウンテンが姿を現す。
サーセイがデナーリスがいないことに不満をあらわにするとドラゴンに乗ったデナーリスもドラゴンピットにやってきた。
役者がそろったところでハウンドが一人身を乗り出しマウンテンに近づいていき、お前を殺すのは俺だと宣言して死者を閉じ込めている箱を取りに姿を消した。
ティリオンは自分たちはお互いに憎しみ合ってきたが今日集まったのは慣れ合うためではないと話し始めた。
するとユーロンが話の腰を折りデナーリス側にいるシオンにヤーラを預かっていて、命が惜しければ奪いに来いと言いだす。
ティリオンがそんなことよりもっと大事な話があるんだがと言うとサーセイが出ていくか静かに座っていろとユーロンに命じた。
再びティリオンが話し始め、北から共通の敵がやってくると説明し、ジョンがやってくるのは死者の軍団で奴らが通った後には死体すら残らないと死者の恐ろしさを口にする。
今は人間同士で殺し合いをしている場合ではなく共通の敵に立ち向かうべきだといって休戦を持ちかけるが、サーセイはデナーリスが王都を襲撃するための罠でない保証はどこにもないと言い話し合いは全く進まない。
ジョンたちもそうなることを理解しており、そこへ箱を持ったハウンドが姿を現す。
ハウンドは厳重に蓋をされた箱の鍵を開けるが中からはなにも出てこない。
そこでハウンドが箱を蹴り倒すと中から死者が姿を現し、これにはサーセイ陣営の全員が驚愕した。
死者は一直線にサーセイのもとへ走っていったが、繋がれた鎖をハウンドが引っ張り剣を抜いて胴体を真っ二つにしたのである。
もちろんこの程度で死者は死ぬことはなく、ハウンドは更に腕を切断した。
ジョンはその腕を持って死者は炎で殺すことができるとレクチャーし、更にドラゴングラスを取りだしてこの武器だけがとどめを刺すことができるといって実演してみせた。
死者を見たユーロンはジョンに海を渡ることができるのかを尋ね渡れないと知るや否や鉄諸島に帰るといい、デナーリスにも自分の島に帰って冬が終われば生き残っているのは自分たちだけだといって会場を後にした。
死者の恐ろしさを目の当たりにしたサーセイは休戦を受け入れるが、そのためには北部の戦争が終わった後に北の王が中立を保ちその後に起こる戦争に参加しないことが条件とされた。
これを聞いたジョンは自分はデナーリス女王に忠誠を誓っているためそれは聞き入れられないといい休戦協定は結ばれないままサーセイは会場を去ってしまう。
デナーリスはジョンの気持ちはありがたいが今はそのようなことを言っている時ではなかったとジョンを避難するが、ジョンは自分は守れもしない誓いを立てるつもりはないと自分の意志を貫き通した。
このまま帰るわけにもいかないためティリオンは自分が姉を説得するといって一人でサーセイの後を追った。
サーセイに会う前にジェイミーにあったティリオンは説得できなかったと聞かされお前を信じ倒れがばかだったと口にするが、ティリオンは自分を2度も殺そうとし姉の元へ行こうとしている自分とどっちがばかかなと冗談交じりに返した。
ティリオンはサーセイと対面すると目的はラニスター家の滅亡かと聞かれ、自分の目的はラニスター家を滅亡させることではなく休戦を望んでいなかったデナーリスも自分が説得したのだと反論する。
サーセイはティリオンが父親を殺したせいでトメンとミアセラも死ぬことになったと言い、ティリオンも二人の死は本当につらかったと話し、家族を奪った自分が憎いのなら今すぐ自分を殺せばいいとサーセイに迫った。
マウンテンは剣に手を差し伸べるがサーセイはティリオンを処刑する命令を下さなかった。
大きく息を吐いたティリオンはワインを飲み、サーセイにもワインをついだ。
そして自分たちを王都に招いたのには何か目的があるはずだとサーセイに問いかけ、ごまかそうとするサーセイがお腹をさすっていたことで身ごもっていることにティリオンが気がついた。
一方、ウィンターフェルのサンサのもとにはジョンからデナーリス女王に忠誠を誓ったという手紙が来ていた。
リトルフィンガーはジョンはデナーリスと結婚するつもりなのかもしれないと話し、今なら北部諸侯を説得してウィンターフェルの城主になることも可能だと促す。
それを聞いたサンサはアリアがそんなことを許すはずがないといい、リトルフィンガーは自分はよくゲームをするのだといって相手の気持ちになり相手が思っている最悪の事態を想定するのだと言いサンサにもそれをやらせた。
リトルフィンガーはアリアがウィンターフェルに戻ってきたのはサンサを殺して自分が城主になるためだと誘導し仲たがいさせようとするのだった。
ドラゴンピットではデナーリスがターガリエンについてジョンに話し、デナーリスが子供が産めないと魔女に言われたことをジョンが信用するに値しないと笑い飛ばした。
2人の雰囲気がよくなっていく中、ティリオンがサーセイを連れて戻ってきた。
サーセイは休戦協定を受け入れ死者との戦争のために軍隊を派遣すると約束した。
その後ドラゴンストーンに戻ったジョンたちは北部へ向かうための作戦を練り、ジョラーは北部へ行くのには危険も多いためドラゴンに乗って行くべきだと主張する。
それを聞いたジョンはそれだと諸侯への印象が悪く、本当に手を組んだことを示すなら一緒に船で行くべきだといいデナーリスもそれに納得する。
話が終わりジョンとダヴォスが船に向かうとそこへシオンがやってきてジョンと話したいといってくる。
シオンはジョンのやることはいつも正しかったといい、自分はスタークとグレイジョイのどちらかを選ぶことなどできなかったと泣きごとを言う。
お前は父親よりも父親らしかったスタークを裏切ったというが、ジョンは自分の選択はいくつも間違いだったと話し、自分に許せることはすべて許すといいシオンはスタークでありグレイジョイであるためどちらかを選ぶ必要などないといいその場を後にした。
シオンは東に避難しようとしている鉄の民の元へ行き自分たちの女王はヤーラで、ヤーラは今もユーロンに捕らえられ生きていると話す。
シオンはヤーラを助けに行くと主張するが他の民から信用されない。
それでも喰い下がらないシオンと殴り合いになるがシオンは何度殴られてもあきらめず、急所を蹴られるがタマなしになっていることが幸いし効き目がなく、それを好機にシオンが反撃を開始見事に返り討ちにする。
これによって鉄の民もようやくシオンのことを認め一行はヤーラを助けに向かうのだった。
ウィンターフェルではリトルフィンガーの思惑通りの展開となり、サンサが諸侯を集めてそこへアリアが召喚される。
アリアが本気なのかと尋ねるとサンサは本気だといい殺人と反逆の罪で処罰するといわれる。
だがサンサが呼んだ名前はアリアではなくベイリッシュ公だった。
これにはさすがのリトルフィンガーも驚きを隠せなかった。
慌てるリトルフィンガーは殺人と反逆の罪を認めないといい、サンサは一つずつ罪を追及していくことに。
サンサは叔母のライサを月の扉から突き落として殺し、ライスの涙を渡しジョン・アリンを毒殺させたと主張。
リトルフィンガーはライサを殺したのはサンサを守るためだったと弁明するが、更にサンサはその件に関して「犯人はラニスター」という手紙を送らせスターク家とラニスター家の確執を作り上げたと主張。
サーセイやジョフリーと共謀しネッド・スタークを裏切ったと追求するがリトルフィンガーはどれも認めようとしない。
するとブランがネッドの首にナイフを突き付け「私を信じるなと言ったはず」と言ったと追及した。
ブランに渡した短剣のことをキャトリンにはティリオンの短剣だと説明していたがそれも嘘で実際にはリトルフィンガーの短剣だったとアリアも主張する。
更にサンサは自分とアリアとの間に確執を作り母と叔母のように姉妹を仲違いさせようとしていたと指摘した。
リトルフィンガーは膝をつき弁明のチャンスをくれとサンサに泣きつくが、ヴェイルの諸侯すらもリトルフィンガーのことを信用せず、その場で自分が渡したナイフによってアリアに首を斬られるのだった。
一方、キングスランディングではジェイミーが行軍の準備を進めているとサーセイが現れ人払いを命じた。
サーセイはジェイミーになにをやっているのかと言い北の軍は送らないと言いだす。
すべては相手をだますための嘘だったと言い放ち、ジェイミーは死者の恐ろしは見ただろうと言うが敵が北部に集中している間に領土を拡大すると口にする。
ジェイミーは北の戦争が終われば勝者と戦うことになり、どちらが勝っても自分たちに勝ち目はないと主張する。
サーセイはデナーリスが連れてきていたドラゴンが2頭だったことに気が付いており、残りの1頭に何かがあったのだと嬉しそうに話す。
更に戦っても勝ち目がないというジェイミーに2万の兵を所有するゴールデンカンパニーを買い取ったと明かし、会談の途中で退席したユーロンがそれを迎えに言っていると明かした。
ジェイミーは軍総督の自分を差し置いてユーロンと共謀したことに憤りをあらわにするが、サーセイは自分を差し置いてティリオンと共謀したと反論される。
ジェイミーは自分は北へ行くという誓いを守るといい出ていこうとするがマウンテンに止められる。
ジェイミーが大切なのは家族ではなかったのかと聞くとサーセイはお腹の中にもう一人いると言い放つ。
ジェイミーはなら自分を殺せばいいといいマウンテンは剣を抜こうとするがサーセイに命令することはできず、ジェイミーはお前のことはもう信用できないといってキングスランディングを後にした。
そしてキングスランディングにも雪が降り始め冬が訪れるのだった。
そのころ、シタデルを出たサムがウィンターフェルに到着していた。
サムがブランのもとを訪れるとサムのおかげで三つ目の鴉になれたとお礼を言い、ジョンに本当のことを話さなければと口にする。
自分以外誰も知らない事実、ジョンがレイガー・ターガリエンとリアナ・スタークの間に生まれたことだと話す。
ブランはジョンはネッドの落とし子ではなくレイガーの落とし子であり、ドーンで生まれたため正確にはジョン・サンドだと話すとサムはそれはおかしいと反論する。
サムは偶然見たメイスターの記述の中にレイガーは婚姻無効届を出してドーンで正式に結婚しているはずだと話しブランの能力で見えないのかと質問した。
ブランは真実を知るために能力を使い、ドーンで正式に結婚している2人の姿を目の当たりにする。
これによりロバート・バラシオンの反乱はリアナを連れ去ったことで始まったとされていたがそれが嘘だったことが判明する。
そして2人は正式に結婚していたためジョンは正当な王位継承者であり、リアナはジョンをネッドに託す際に子供名前は「エイゴン・ターガリエン」であると伝えていたのだった。
一方、ホワイトハーバーへ向かう船に乗船したジョンはどうするか悩んだ末にデナーリスの部屋の扉をノックし2人は愛し合うのだった。
だがティリオンはその様子を不安そうな表情で見つめていた。
ウィンターフェルではアリアがサンサを城主だと認め、サンサもアリアのことを自分の知っている中で最も強いと賛辞を贈る。
姉妹は冬には互いを大切にし家を守る、雪が降り白い風が吹けば一匹狼は死ぬが群れは生き延びる」と父親の言葉を思い出していた。
壁の端にあるイーストウォッチで壁の向こうの監視をしているとそこへついにホワイトウォーカーと死の軍団がやってくる。
そしてその中には先の戦いで殺されたドラゴンの姿があった。
夜の王はドラゴンにまたがり青い炎で壁を破壊していく。
トアマンドは皆に逃げろと指示するがイーストウォッチを含む壁は崩壊し死の軍団が南へと進行を開始するのだった。
----------------------------------------------------------------------------------
第七章の最終話だったので誰か主要人物が死ぬと思っていましたけどリトルフィンガーだとは思いもよらない結果でした。
サンサはまたうまく操られているのかと不安に思っていましたけどアリアとブランも協力してついにリトルフィンガーの罪を白日のもとにしましたね。
アリアが問答無用で首を切ったのには正直すっきりしました。
これで正式にウィンターフェルはサンサが城主となりましたがアリアとブランと協力して限りは安泰だと信じたいですね。
ティリオンがサーセイが妊娠していることを見抜いたことで交渉はうまくいったかに思えていましたけど、これは皆をだますためのブラフでこれを機に領土を拡大しようとしているサーセイは極悪ですね。
第八章でサーセイは絶対死ぬと思うのでどのような死に方をするのかこれから楽しみです。
ジェイミーと仲たがいしてジェイミーだけが北へ向かいましたけど、ティリオンがいるからあっさりと受け入れられるでしょうね。
ジョンが落し子ではなく正式なターガリエンの後継者であり、本当名前が「エイゴン・ターガリエン」であることが判明しましたね。
エイゴンはたしか狂王エイリス・ターガリエンの父親でしたかね。
エイゴンって言う名前だと即ばれるのでジョンという名前にしたのはネッドのファインプレーでしたね。
ジョンの髪の毛が白じゃなくて黒でよかったですね。
そのジョンはついにデナーリスとやっちゃいましたし、子供ができないと言われていたデナーリスですけど普通に赤ちゃんできそうですね。
ジョンとデナーリスはいとこ同士の関係になるわけですけど、まあいとこなら問題ないでしょう。
最後のティリオンの表情はどういう意味だったのかはちょっと気になりますね。
死者の軍団もついに壁にやってきましたけど、まさかドラゴンが壁を破壊するとは思っていませんでした。
こんなの勝ち目なくない?って思ってしまいますけど2人のターガリエンがやってくれることを期待しましょう。
次回はいよいよ最終章である第八章になります。
放送は2019年になってからだということなので1年以上間があいてしまうのは残念ですね。
第八章は全6話になるということですが撮影時間はこれまでで最も長くなっているようなので1話1話の内容が濃くなるのは確実でしょう。
どのようなフィナーレを迎えるのか非常に楽しみです。
現時点でのオッズはやはりジョンが鉄の玉座に座るのが最有力でしょうね。
以上が第七章 氷と炎の歌の第七話『The Dragon and the Wolf/竜と狼』のあらすじと感想のレビューでした。