ここでは実際に映画「アンダーワールド:ビギンズ」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
アンダーワールド:ビギンズの評価・・・3つ星
原 題: Underworld: Rise of the Lycans
製作年: 2009年
製作国: アメリカ
出演者: マイケル・シーン ビル・ナイ ローナ・ミトラ スティーブン・マッキントッシュ
: ケヴィン・グレイヴォー シェーン・ブローリー ケイト・ベッキンセール
監 督: パトリック・タトポロス
製 作: レン・ワイズマン トム・ローゼンバーグ スキップ・ウィリアムソン
脚 本: ダニー・マクブライド ダーク・ブラックマン ハワード・マケイン
果てしない死闘を繰り広げるヴァンパイア(吸血鬼族)とライカン(狼男族)の起源へ迫るゴシックホラー・アクションのシリーズ第3弾。前2作から時代を遡り、元祖は同一ながら派生後に激しく対立することとなった2つの種族の誕生秘話を描く。主演は「クィーン」「フロスト×ニクソン」のマイケル・シーン。遥か1000年以上も昔、不老不死の祖コルヴィナスの双子の兄弟マーカスとウィリアムによって、それぞれヴァンパイア族と狼男族が誕生する。以来、知力や体力、政治力で勝るヴァンパイア族が狼男族を支配し、数百年に渡って互いの均衡を保っていたが…。(TUTAYA Onlineより引用)
感想/レビュー
人気ヒット作アンダーワールドシリーズの第3作目になります。
今作は今までの流れとは異なり種族が争うきっかけとなった過去の話が展開されています。
作品を見ての率直な感想はこれまでで一番いまいちでした。
過去の話はこれまでちょっとした回想や話の中でしか出てきていませんでしたが、その情報を超えるような話にはなっていなかったように思います。
しいていえばルシアン率いるライカンがどうやって誕生したのかがわかりましたが、正直想像を超えるものではありませんでした。
間を持たせるための間に合わせ感がすごかったですね。
確かにあればより理解が深まりますがなくても困らない回でしたね。
それでもあえてこの話を挟んだということは後々重要なことが入っているのでしょう。
今後はそう期待して続編を楽しみたいと思います。
出演者にはこれまでの作品からマイケル・シーン、ビル・ナイ、、スティーブン・マッキントッシュ、シェーン・ブローリー、ケイト・ベッキンセール、ケヴィン・グレイヴォーが出演しており、新たにインビジブルなどに出演しているローナ・ミトラが起用されていました。
ルシアンは死んだのにここであえてルシアンが主演の作品を持ってきたってことは今後復活する予定があるんですかね?
アンダーワールド:ビギンズ予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
800年以上前、コルヴィナスの息子であるマーカスとウィリアムはそれぞれコウモリとオオカミに噛まれて吸血鬼と人狼となった。
一度人狼となったものは2度と人間に戻ることができず知性も感情もないけだものになってしまい、ウィリアムを感染源としてどんどん数が増えていっていた。
そのためビクター率いる討伐隊によりウィリアムは永遠に幽閉されることになり人狼はその数を減らすことになる。
長老となったビクター(ビル・ナイ)がヴァンパイアを率いるようになってから20年後、一度変身したら2度と人間に姿が戻れなかった人狼に突然変異の子供が生まれる。
その子供は自由自在に変身することができる新しい種族ライカンだった。
子供はルシアンと名づけられルシアン(マイケル・シーン)はライカンの祖となる。
ビクターは知性のあるライカンをヴァンパイアの奴隷にして利用し、ルシアンを利用して数を増やしていった。
その後もヴァンパイアと人狼との戦いを続いており、人狼はとうとうヴァンパイアの住む城に攻めてくるようになっていた。
処刑人でビクターの娘であるソーニャ(ローナ・ミトラ)は多数の人狼に囲まれたが、城からの援護もありなんとか無事に城に戻ってくる。
その援護射撃はルシアンの矢も含まれており、ビクターがルシアンにお礼を言うようにソーニャに言うと、ソーニャはルシアンをさげすむような言葉を投げかけた。
議会では近隣の貴族が人狼に襲われることが多くなったと苦情がきているという意見が出るが良い対応策は出なかった。
ソーニャも議会の一員であったが彼女はいつも議会に参加していなかった。
ビクターの命令でタニス(スティーヴン・マッキントッシュ)が部屋に様子を見に行ったがソーニャの姿はなかった。
この時ソーニャは密かにルシアンと密会しており、2人は姦通するほどの中だった。
ルシアンは現在の奴隷身分から自由になりたいと思っており、密かに首輪の合鍵を作製し、ソーニャに一緒についてきてほしいと頼むが、ソーニャはルシアンに逃げるようなまねはしないでほしいと懇願した。
ビクターの指示でソーニャを探していたタニスはルシアンとソーニャの関係を知るが、何かたくらみがあるのかそれをビクターに報告することはなった。
その後議会で貴族への対応として従順なライカンを選別して新たな部隊を作りヴァンパイアが出ることができない昼間の巡回を任せてみてはどうかという意見が出る。
ビクターはルシアンのことを買っているためその案に乗り気になる。
数日後、ヴァンパイアの屋敷に貴族が来ることになり、ソーニャはビクターの命令を無視して貴族の出迎えの部隊に参加してしまう。
ルシアンも嫌な予感がするといってソーニャを止めようとするが彼女は聞く耳を持たない。
ソーニャ達が貴族とそれに連れられた奴隷を出迎えるとそこに人狼の軍勢がやってきて、その数はこれまでにないほど多かった。
ソーニャは必死の抵抗を見せるが敵の数が多すぎてやられそうになってしまう。
外の異変を察知したルシアンは城で馬を奪ってソーニャを助けに行ってしまう。
ルシアンの加勢によりソーニャの命は救われたが次第に敵の数に圧倒されていく。
ルシアンは作成していた合いかぎをつかて首輪をはずしライカンに変身してしまう。
ルシアンの姿を見た人狼たちは戦いをやめてルシアンに従うような態度を示す。
そこへ騒ぎを聞き付けたビクターがやってきて首輪をはずしたルシアンに裏切り者と言い罰を与えた。
ソーニャはルシアンは自分を助けてくれただけだといい情状酌量を求めたがビクターはそれを聞き入れなかった。
ビクターはルシアンをむちうち30回の刑に処し、ライカンに警備させるという案も廃案となってしまう。
ルシアンはこれまで奴隷としては良い扱いを受けていたが今後はそれもなくなるとのことだった。
その後牢に戻されたルシアンは新たに連れてこられていた奴隷のレイズ(ケヴィン・グレヴィオー)に興味を持ち話しかける。
レイズは人間の身でありながら人狼に対抗できていたからである。
ルシアンは自分と人狼は違う種族であると説明し自分を恐れる必要はないと話した。
レイズはルシアンのようになるのはごめんだと話すが、その後ビクターの指示でライカンにさせられてしまう。
その後牢にいるルシアンを心配したソーニャが人目を盗んでやってくる。
ルシアンはここにきてはだめだといい、こうなっては脱走するしかないといって自分たちの関係を知っていたタニスを探るように指示した。
ソーニャはルシアンに言われた通りタニスを探るために議会に参加した。
その後タニスに接触したソーニャはタニスが自分たちの関係を知っていたがビクターには報告していないことを確認した。
タニスの狙いは議会に入ることであり、今の立場ではそれを報告してもビクターの怒りを買うだけであるため話していないとタニスは語った。
ソーニャは自分の議席を譲る代わりにルシアンを逃がすのに協力してほしいと頼みタニスは言われた通り協力することに。
一方、牢に閉じ込められたルシアンは同じ奴隷にライカンとヴァンパイアの祖は同じなのに自分たちが奴隷になっているのはおかしいといって脱走して自由を使い見たい奴は自分について来いと話していた。
これを聞いた奴隷たちは自由を求めてルシアンに協力することに。
そのころ、議会ではルシアンの処刑が決定し、ソーニャは自分とルシアンが結ばれていることがばれないように処刑を止めようとするが聞き入れてもらえない。
ソーニャはタニスの手引きにより再びルシアンに会いに行きこのままでは処刑されてしまうことを伝え夜明けを待って逃げるように伝えた。
タニスは先のルシアンの命令違反の際にルシアンが作った合鍵を回収しておりそれをこっそりルシアンに渡した。
ルシアンは日が昇るのを待って首輪をはずし奴隷の仲間を解放してついに脱走を試みたのである。
異変を察知したヴァンパイアは大型弩砲を使ってルシアンたちに攻撃を開始し、上手く進路をふさぐことでライカンを分断した。
ルシアンは取り残された仲間たちに必ず助けに戻ると約束し矢をかいくぐってついにヴァンパイアの城から脱出したのである。
ルシアンは仲間たちと共に森まで避難し、仲間たちを救出するために兵を集め始めた。
ルシアンはレイズらに貴族の元へ行き奴隷を解放してくるように指示し、自分は森の中に潜んでいる人狼の元へ向かった。
以前ライカンに変身した際に人狼たちが自分に従っていたことにかけたのである。
ルシアンの読み通り見事人狼を仲間に引き込むことに成功し、ルシアンはソーニャと約束した日にちまで森で待機することに。
一方、城の中ではルシアンが逃げたことによりタニスが裏切ったのではないかとビクターは考えた。
ルシアンに首輪の鍵を渡したと疑われたタニスは鍵は倉庫に保管してあるといいその証拠をビクターに見せた。
タニスは潔白だと判断したビクターが次に疑ったのは娘のソーニャだった。
ビクターはソーニャの部屋に行きルシアンの脱走の件でゆさぶりをかけるがソーニャはぼろを出さない。
ビクターは最終手段としてソーニャの血を奪い記憶を読み取り、ここでソーニャとルシアンができていることを知る。
ビクターはソーニャのことを裏切り者とののしり罰を与えることに。
そのころ、森でソーニャが来るのを待っていたルシアンだったがそこへ来たのは別のヴァンパイアだった。
そのヴァンパイアはソーニャとルシアンの関係がばれてビクターに幽閉されたと伝え帰って行った。
それを聞いたルシアンはたった一人で城へ行きソーニャを救うことに。
もし自分戻らなかったらレイズにリーダーとなりライカンを率いるように指示したルシアンはすぐに城へと向かった。
警備の隙をかいくぐりソーニャの元へたどり着いたルシアンは急いで城を出ようとするがすぐにビクターにつかまってしまう。
地下道を通っていたルシアンたちは火あぶりにされ地上へ出ざるをえなくなる。
そこを待ち構えていたビクターは実の娘にも刃を向けてしまう。
敵の数が多くルシアンはヴァンパイアに捕らえられてしまうがソーニャはビクターを斬り伏せルシアンを解放するように要求する。
それを聞いて更に怒りの増したビクターはソーニャに反撃するが、ソーニャは孫に免じて自分たちを見逃してほしいと口にしてしまう。
なんとソーニャのお腹の中にはルシアンとの子供が宿っていたのである。
それを聞いたビクターはお腹の中にいるのはヴァンパイアとライカンの血を引き継いだ化け物だといい、実の娘であるソーニャを処刑しなくてはならなくなったと口にする。
ルシアンは変身できないように銀の矢が背中に打ちこまれ、ソーニャと一緒に審議にかけられることになる。
議題はソーニャを処刑するかどうかで、多くのヴァンパイアが賛成してしまい、ビクターも賛成に票を投じてしまう。
これによりソーニャの処刑は決定してしまいルシアンと共に処刑場へと連れて行かれた。
ルシアンはそこで再びむちうちの刑に処され気を失い、ソーニャは日の光にさらされ体を焼き尽くされてしまった。
その後部屋にビクターがやってくるとペンダントを回収しようとするがルシアンが目を覚ます。
その時空には満月が輝いており、ライカンの力が最高潮になり背中に刺さっていた銀の矢を抜いて変身したのである。
ルシアンはペンダントを盗み城から逃げようとするが追手に杭と打ち込まれて逃げきれない。
そこでルシアンが遠吠えをあげると人狼たちが呼応しルシアンを助けに向かったのである。
それを見たレイズ達も人狼の後に続きヴァンパイアのいる城へ攻撃を開始する。
こうしてヴァンパイアとライカンの戦争が幕を開けたのである。
形勢は数の多いライカン側が優勢となり、自分たちが不利だと悟るとビクターはタニスに長老たちの棺桶を船に乗せるように指示し逃げる準備を始めた。
ビクターが逃げたことを悟ったルシアンは一人で後を追っていき2人の壮絶な戦いが幕を開ける。
両者の力はほぼ互角だったが、今回の戦いではルシアンに軍配が上がり、ビクターの顔を剣で貫くことに成功した。
こうして城を制圧したライカン達は戦いは終わったとルシアンに告げるが、ルシアンはこれからが戦いの始まりだといってさらなる争いを予感させた。
この時、ビクターの指示通りタニスは長老たちを船に乗せて脱出しており、ビクターも生きながらえて棺桶に入り眠りにつくのだった。
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最後にクレイヴンの声でビクターがセリーンを救ったのは娘のソーニャに似ていたからだとナレーションが入りましたが、実際に見てみると本当に似ていましたね。
ソーニャ役はローナ・ミトラさんでしたが、角度によっては本当にケイト・ベッキンセイルにそっくりでしたね。
今回の話はすべて過去の物でこれからの流れには関係なさそうでしたが、何か意味があったと信じたいですね。
ビクターはやけにライカンのことを毛嫌いしていたので、そこにも何かしらの理由があったのかもしれませんね。
まあ今作に意味があったのかは続編の内容によるので、次に期待しましょう。
最後に続編の予告動画をあげておきますね。
アンダーワールド:覚醒の予告動画
以上がアンダーワールド:ビギンズの感想とレビューでした。