ここでは実際に映画「ハンガー・ゲーム2」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
ハンガー・ゲーム2の評価・・・4つ星
原 題: The Hunger Games: Catching Fire
製作年: 2013年
製作国: アメリカ
出演者: ジェニファー・ローレンス ジョシュ・ハッチャーソン リーアム・ヘムズワース
: ウディ・ハレルソン スタンリー・トゥッチ ジェナ・マローン ジェフリー・ライト
: ドナルド・サザーランド フィリップ・シーモア・ホフマン レニー・クラヴィッツ
: サム・クラフリン ウィロー・シールズ エリザベス・バンクス
監 督: フランシス・ローレンス
製 作: ニーナ・ジェイコブソン ジョン・キリク
脚 本: サイモン・ボーフォイ マイケル・デブルーイン
原 作: スーザン・コリンズ
スーザン・コリンズによるヤングアダルト小説の世界的ベストセラー・シリーズを「世界にひとつのプレイブック」のジェニファー・ローレンス主演で実写映画化した大ヒットSFアクション・アドベンチャー大作の第2弾。独裁国家パネムで毎年開催される残忍なサバイバル・ゲーム<ハンガー・ゲーム>で壮絶な死闘の末に勝者となり、生きて故郷への帰還を果たしたヒロイン、カットニスを待ち受けるさらなる過酷な運命を壮大なスケールで描き出す。共演はジョシュ・ハッチャーソン、リアム・ヘムズワース、エリザベス・バンクス、フィリップ・シーモア・ホフマン。監督は新たに「コンスタンティン」「アイ・アム・レジェンド」のフランシス・ローレンス。 (TUTAYA Onlineより引用)
感想/レビュー
大人気ヒット作ハンガーゲームシリーズの第2作目になります。
個人的に1作目はかなり好きな感じだったので、2作目も非常に楽しみにしていました。
で、その内容はというと期待通り、自分にとってはとても面白かったです。
4.5つ星ぐらいの評価ですけど、次回作に期待を込めてという意味で4つ星にしています。
この作品を見る前に1作目を見ておさらいしておくとより楽しめると思います。
1作目を見ていない人は合わせてみてみてください。
出演者には前作同様ジェニファー・ローレンス、ジョシュ・ハッチャーソン、リーアム・ヘムズワース、ウディ・ハレルソン、スタンリー・トゥッチ、ドナルド・サザーランド、レニー・クラヴィッツ、ウィロー・シールズ、エリザベス・バンクスらに加えて、エンジェルウォーズなどに出演しているジェナ・マローン、007シリーズなどに出演しているジェフリー・ライト、ミッション:インポッシブル3やマネーボールなどに出演しているフィリップ・シーモア・ホフマン、スノーホワイトやパイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉などに出演しているサム・クラフリンなどが起用されていました。
ただでさえ豪華俳優陣だったのに、更に豪華になっちゃいましたね。
3作目は大変ですね(笑)。
ハンガー・ゲーム2予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
内容はハンガーゲームの歴代優勝者が集められ、再びゲームが開催されるというもの。
前回の大会で優勝したカットニス・エヴァディーン(ジェニファー・ローレンス)とピータ・メラーク(:ジョシュ・ハッチャーソン)は各地区への凱旋ツアーをしなければならなかった。
カットニスはこれまでハンガーゲームでは一人の勝者しか出ないというルールを壊した人物として英雄として見られるようになっていた。
そしてそれは独裁国家への反乱を助長する物となっていた。
事実、凱旋ツアーでは与えられたコメントを読まず、自分の言葉でしゃべってしまったカットニスに民衆は反乱の意思を明確にしていた。
しかし国は反乱の意思を示した民衆をカットニスの前で殺害してしまう。
これ以上無駄な犠牲を出したくないカットニスとピータはそれ以降与えられたコメントを棒読みし、各地区での反乱の増長を食い止めていた。
独裁国家パネムのスノー大統領(ドナルド・サザーランド)は民衆に英雄として見られているカットニスのことを面白く思ってはいなかった。
凱旋ツアーが終わりカットニスが自分の住む12地区に戻ると治安維持部隊が出動し、各家をあらしていた。
カットニスの恋人であるゲイル(リアム・ヘムズワース)はコレに我慢できずに、部隊長に反旗を翻してしまう。
怒った部隊長はゲイルを公開鞭打ちに処した。
コレを見たカットニスはすぐに止めに入るが部隊長はなかなか引き下がらなかった。
事態を収めるためヘイミッチ(ウディ・ハレルソン)とピータもやってきてなんとかその場はおさまった。
この騒動を映像で見ていたスノー大統領はカットニスとカットニスにくみする者を全て排除しなければいけないと考えた。
そしてなんと、第75回大会という記念大会で歴代優勝者だけを集めた特別な大会を開くこととなってしまう。
12地区の女性優勝者はカットニスしかおらず、明らかに邪魔になったカットニスを処分してしまおうという魂胆であった。
更にスノー大統領は英雄として崇められているその他の地区の優勝者たちもこの機会に処分してしまおうと考えたのであった。
12地区の男性優勝者はヘイミッチとピータだけであった。
カットニスはこの大会が決まるとヘイミッチの元へ行き、なんとかピータだけは助けてほしいと懇願する。
ヘイミッチはコレを了承し、ピータが選ばれた際には自分が代わりに志願すると言った。
しかしその逆となった場合はどうしようもないとも語った。
抽選の日、女性は当然カットニスが選ばれた。
そして男性で選ばれたのはヘイミッチであった。
しかしピータは自ら志願し、代表者となってしまう。
カットニスが最も恐れた事態になってしまったのである。
代表者が決まるとすぐに列車に乗せられ、代表者が一堂に会する開催式に連れて行かれた。
出場者たちはみなこのような意味のないゲームはやるべきではないと主張するが、それでも大会が中止になることはなかった。
ハンガーゲームで勝ち残るためには他の参加者と協力しなければいけないのは明確であった。
カットニスとピータは訓練所で信頼できるメンバーを探し始めた。
すると第4地区のフィニック・オデイル(サム・クラフリン)がカットニスに接触してきた。
内容は他愛ないものであったが、カットニスはフィニックとそのパートナーであるマグス(リン・コーエン)は信頼できそうであると考えていた。
その他の参加者にも接触するが、ピンと来るものははなかった。
カットニスはマグスに狩りの方法を教えると言い、弓の訓練室に入った。
その動きは見事なもので、いつの間にか全参加者がカットニスを見学していた。
ヘイミッチによると参加者の半数はカットニスと手を組みたいと申し出ているとのことだった。
しかしカットニスはピータ以外とは協力する気はなかった。
いよいよ開催日が迫り、付添い人であるエフィー・トリンケット(エリザベス・バンクス)はカットニスらにじぶんたちはチームであると言い、ヘイミッチには金のブレスレット、とピータには金首飾りをプレゼントした。
そしていよいよ開催時間となり、最後の付添には着つけ役のシナ(レニー・クラヴィッツ)が付き添っていた。
しかしそこにスノー大統領の息がかかった軍が押し寄せてきて、シナはカットニスの前で殺されてしまう。
気持ちが落ち着かないままカットニスはハンガーゲームの出場地点に立たされていた。
いよいよゲームが開始されたのである。
カットニスはすぐに湖に飛び込み、中心にあるベースへ向かった。
周りの参加者よりも少しだけ早く到着したカットニスは弓を手に取り周りの敵を排除した。
しかし背後にはフィニックが!!
だがフィニックはヘイミッチが付けていたはずのブレスレットをつけており、自分は味方であると言った。
それを信じたカットニスはすぐにピータを助けに向かった。
ピータを助け、フィニックのパートナーであるマグスと合流し4人となった一行は森へと姿を隠した。
ピータを先頭に森の奥深くへ足を進めていた一行だったが、カットニスが何か違和感に気が付く。
ピータに声をかけるが、それはもはや遅かった。
ピータはエリアに張り巡らされたシールドをたたいてしまい、そのショックで心臓が停止してしまう。
取り乱すカットニスだったが、フィニックが適切な蘇生措置を行ってくれたおかげで何とか一命を取り留める。
しかしカットニスはまだフィニックたちを信用できないでいた。
その夜、カットニスが見張りを行っていたが、疲れのあまり眠ってしまう。
目覚めると背後からは怪しげな霧が押し寄せていた。
きりにふれたカットニスがそれが毒であると瞬時に理解し、他の者を起こしてすぐに避難を始める。
しかしフィニックに背負われているマグスは自分は足手まといだと理解しており、逃げる最中に自ら霧の中へ身を投じてしまう。
なんとかきりの届かないエリアまで逃げた3人は、海水で毒を洗い流した。
しかし安心したのもつかの間、今度はマントヒヒの大群がカットニス達を襲ってきた。
マントヒヒたちと激しい戦いとなり、カットニス達は海岸の方へ逃げることに。
するとそこには第7地区のジョアンナ・メイソン(ジェナ・マローン)、第3地区のビーティー(ジェフリー・ライト)とワイレス(アマンダ・プラマー)が同じように避難していた。
彼らも何かのトラップに襲われたようだった。
ジョアンナと仲の良かったフィニックはすぐに彼女らと協力することに。
カットニスもしぶしぶ了承した。
ワイレスはショックでパニック状態に陥っており、「チクタク」とわけのわからないことを連呼していた。
しかしこの言葉により、カットニスは時間ごとに各エリアのトラップが作動する仕組みになっていることに気が付く。
*各地区のトラップの仕組み
ベースに戻った一行は武器を調達し、作戦を考えていたが、そこで突然他の参加者に襲われてしまう。
なんとか協力して撃退するも、今度はベースが回り始め、予想外に消耗させられてしまう。
夜になりどうするか考えていた一行は、ビーティーが持っていたコイルを使って、雷を利用し他の参加者を一掃するという計画を思いつく。
作戦が決まり、雷が落ちる気の元へ向かった。
しかしその途中でなぜかカットニスは妹の声を耳にする。
声のする方へ向かっていくと、そこにはマネシカケスという鳥がおり、妹の声真似をしていたのである。
更にそこへフィニックもやってきて、大切な人の声を聞かせれることになる。
エリア内に閉じ込められたカットニスとフィニックは精神攻撃にさらされることに。
くじけそうになるカットニスだったがジョアンナの励ましにより、なんとか正気を保つ。
雷の落ちる気に到着すると、コイルを気に巻きつけるとカットニスとジョアンナの2人にコイルをしていの位置まで持っていくように指示する。
しかしその途中で相手に気がつかれてしまい、カットニスはけがを追ってしまう。
加えてなぜかジョアンナがカットニスの腕へナイフを突き立てていく。
カットニスはジョアンナ達が裏切ったと思ったが、ジョアンナは自らがおとりになるように相手を引き連れていった。
そこへフィニックも現れる。
誰が味方かわからないカットニスはフィニックに矢を向けるが、フィニックは本当の敵は誰か思い出せとカットニスに語りかける。
その言葉は大会の前にヘイミッチがカットニスに伝えていた言葉だった。
本当の敵が主催者側であることを思い出したカットニスは、自らの矢に作戦に使うはずであったコイルを巻きつけ、天井に矢を放った。
すると雷のエネルギーによりステージは崩壊。
そこへ図ったように死体回収のためのヘリが現れ、カットニスを連れ去っていった。
目を覚ましたカットニスが見たのは一緒に寝ているビーティーとヘイミッチ、フィニック、そしてゲーム主催者側のプルターク・ヘヴンズビー(フィリップ・シーモア・ホフマン)の姿だった。
そこにはジョアンナとピータの姿はなかったのである。
ヘイミッチはジョアンナとピータは主催者に連れ去られた跡であり、彼らには発信機が付けられているため助けることができなかったと語る。
カットニスの発信機はあの時ジョアンナが取り除いてくれていたのである。
全てははじめからヘイミッチの計画通りだったのである。
協力者を募り、スノー大統領にひと泡吹かせる計画だったのである。
しかしその計画はカットニスに伝えられていなかった。
伝えればスノー大統領に感づかれるとヘイミッチが思ったからである。
こうして第75回大会は終了し、次回作へとつながっていくのである。
という感じです。
個人的には非常に楽しめましたね。
最後にちょっとしたどんでん返しがあったのも良かったですね。
まさか彼が味方だったとは思ってもいませんでした。
ここまでいい感じできているので、3作目も期待感が膨らみますね。
早く見てみたいです。
ちなみに2作目は「燃え広がる炎」ということで、反乱の火種が広がっていくということだったのでしょう。
3作目は「マネシカケスの少女」というタイトルで、これだけではどのような展開になるのか予想もつきませんが、楽しみですね。
マネシカケスというのは作中で出てきた声真似する鳥で、カットニスの持っているブローチのモチーフにもなっていますね。
コレが何の意味があるのかはわかりませんが・・・。
以上がハンガー・ゲーム2の感想とレビューでした。